2013.9.6
「テレアポをやってみたが効果がでない」などの声をよく聞きます。
そのようなお客様に「アポはどれくらい取れていますか?」と質問
すると、アポの件数ぐらいは皆様だいたい把握されていらっしゃいます。
しかし、「そのうち担当者接続しているのはどれくらいありますか?」
などと質問をすると「そこまでの数値は取っていない」と言った
お客様が多く、アポ前の結果は数値化できていないようです。
BtoBのテレアポの場合、アポイント取得までのプロセスは大きく分けて
【受付】→【担当者接続】→【アポ】となります。
例えば、アポイント取得までのプロセス毎に結果を数値化していると、
・コール担当者の山田さんは、田中さんと比較して『受付から先に進
めていない』とか、
・田中さんは山田さんと比較して『担当者に繋がってからNGと言わ
れるケースが多い』
等、担当者毎にどこで躓いているのかが一目で把握できます。
躓いているポイントが把握できることで上記の山田さんの場合、受付を
突破するためのトークに問題があるかも知れないことが推測できます。
そこで、山田さんがスクリプト通りにトークをしているのか?田中さん
とどこが違うか?を検証します。
場合によっては、スクリプト通りのトークをしている山田さんよりも、
スクリプトを改良している田中さんの方が良い場合は、田中さんの成功
パターンを基にトークスクリプトを見直していきます。
トークスクリプトは、少し改善するだけでも結果が変わってきます。
以下は改善前と改善後のトークスクリプトの参考例です。
▼改善前のトークスクリプト
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【旧】受付突破編
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わたくし、(会社名)の(自分の名前)と申します。
お世話になっております。
お忙しいところ、恐れ入ります。
本日、御社の○○のご担当者様はいらっしゃいます
でしょうか?
→×不在
そうでしたか、大変失礼いたしました。
また私の方から後日、改めてお電話させて頂きます。
お忙しいところありがとうございました、それでは失礼
いたします。
→△ご要件は?
大変失礼いたしました。弊社、○○業を行っている会社
でございまして、はじめてお電話をさせて頂いたのですが
○○のご担当者様に弊社のサービスのご案内をさせて
頂ければと思いましてお電話をいたしました。
→×お断り
そうでございましたか、お忙しいところ大変失礼いたし
ました。
それでは、失礼いたします。
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【問題点】
改善前のトークスクリプトは、とても丁寧ですが、悪いことを
しているかのように「恐れ入ります」や「大変失礼いたしました」
のフレーズが出てきて、下手になり過ぎです。
不在の場合、担当者がいる時間帯も聞き出せていないので
担当者接続率も下がります。
また、要件の説明も長くなり過ぎで受付段階で断られる件数も
増えてしまいます。
まずは、次のプロセスの【担当者接続】まで行けるように
トークスクリプトを改善していく必要があります。
▼改善後のトークスクリプト
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【新】受付突破編
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わたくし、(自分の会社名)の(自分の名前)と申します。
お世話になっております。
御社の○○のご担当者様は、いらっしゃいますか?
→×不在
そうでしたか、何時ぐらいでしたらいらっしゃいますか?
そうでしたか、それではまた私から改めます。
ありがとうございました。失礼いたします。
→△ご要件は?
はい。弊社、○○のお手伝いをしている会社でして、
○○の件でお聞きしたいことがありましてお電話いたしました。
→×お断り
わかりました、お忙しいところありがとうございました。
失礼いたします。
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このようにトークスクリプトを改善し試してみて、ある程度
数値が取れたら、その結果を基に次はどこに問題があるのかを
分析しPDCAを繰り返し実施していくことが大切です。
また、士業は午前の時間帯に繋がりやすいなどトークスクリ
プト以外にも成功パターンを共有しておくと更に効果が出やすく
なります。
今回のポイントは3つ
1.アポイントまでのプロセスを数値化する
2.成功パターンは関係者で共有する仕組みを作る
3.1と2をもとにトークスクリプトを進化させていく
になります。
皆様のご参考になれば幸いです。