2024.9.25
今回は、プレゼンや要件定義など、パワーポイントで資料を作成する場合のポイントをご紹介。
1.資料作成の手順
(1)目的別の流れを考える
(2)プレゼン内容をテキストに書き出す
(3)スライド構成を考える
(4)スライドのデザインを作成する
(1)目的別の流れを考える
・何を目的とした資料かによって、話しの流れは異なります。
そのため、目的に応じて資料構成の順番を考えましょう。
目的別では以下の通りです。
■問題提起の場合:
①問題の契機の説明 ・・・問題を検討するに至った経緯を説明する。
②問題提起 ・・・問題の具体的な内容を説明する。
③解決方法の提示 ・・・問題解決の方策を提示する。
④解決方法の具体案 ・・・提示した方策の具体案を説明する。
■確認事・頼み事の場合:
①確認内容の説明 ・・・確認すべき内容の説明
②現在の状況説明 ・・・現状で決めたこと・決めていないことを明確化する
③具体的な対応策の提案・・・できること、出来ないことの提示。または対応案を提示する。
(2)プレゼン内容をテキストに書き出す
・目的に合わせたプレゼンの流れを決めたら、伝えたい内容を箇条書きで整理しましょう。
スライド作成をする前にテキストエディタなどに書き出して整理することで、
全体の流れと内容を俯瞰して確認することできます。
そうすることで、受け手が理解しやすい構成順が見えてきます。
(3)スライド構成を考える
・タイトル、概要、詳細説明と大まかなスライド構成を決めてから作成を始めましょう。
先に整理した話しの流れや内容を見て、各スライドに書く内容を確認し、全体のボリューム感を掴むことが大切です。
(4)スライドのデザインを作成する
・最後はスライドのデザイン作成です。
スライド作成で大切なことは、受け手が視覚的に理解しやすいデザインに仕上げることです。
どれだけ構成が良くても、意図が伝わらなければ意味がありません。
そのため、受け手が理解しやすいか、意図通りに資料内容が伝わるかの観点でデザインを作成しましょう。
<プレゼン資料作成のポイント>
①タイトル、概要説明などの説明内容はリンクさせること
・説明したい内容がブレていると受け手が見たときに、何を説明したいのか分からなくなってしまいます。
なので、作成するときはタイトルと概要説明がブレていないかを確認しましょう。
②シンプルなデザイン構成に仕上げる
・1ページで説明できることには限りがあるので、出来る限りシンプルにしましょう。
例えばになりますが、概要説明が長くなる。文章が端的にまとまらない。と感じる時は2つ以上のことを
書こうとしている事が多いです。
その場合、内容を見直し、細分化することでスッキリとした内容にできます。
③色の使用は3、4色で整えること
表や吹出しを付けたりすると、カラフルな感じになりがちです。
そうすると受け手に見てもらいたいポイントが埋もれてしまう可能性があります。
そのため、ベースはなるべく簡素にし、伝えたいポイントを色で強調することが、
受け手に伝えたい部分がどこか明確にすることが大切です。
④読み易いフォントを使用すること
・画面を開いたとき、パッと見で読み易い字であることが重要です。
Windowsですと”MS Pゴシック”や”メイリオ”がおすすめです。
⑤図で表した資料はできるだけ同じものを再利用する
・これは1度のプレゼンではなく、要件定義など定期的に説明を必要とする場合の手法になります。
類似のこと説明する場合、新しい資料を提示されると「なんだこれ?」から入り説明を必要としますが、
過去に提示した資料であれば、受け手の理解を得やすく話しをスムーズに進めることができます。
ここまで、資料作成のポイントを説明してきましたが、結局は『受け手に理解しやすい資料を作成する』という一言に尽きると思います。
今回書いた内容もあちこちのサイトで紹介されているプレゼン資料作成の基礎にはなりますが、ご参考になれば幸いです。