2021.9.8
今回は、掲題の『Salesforceユーザのメール型カスタム項目に、ワークフロールールでメールアラートを送信する』について書こうと思います。
ユーザオブジェクトには、カスタム項目でメール型の項目も作成できますが、ワークフロールールなどではユーザのカスタム項目は指定できず、通常、ユーザアカウント作成時に設定した標準のメール項目に通知は送信されます。
これを、カスタムメール項目にも送信されるように設定します。
(例として、商談のステータスが”Closed Won”になったタイミングで、所有者の標準・カスタムメール項目2つ宛に、商談成立メールを通知されるようにします)
↑上記の標準項目のメールアドレスのみに、商談成立を通知するメールが送信されているイメージ
まず、ユーザオブジェクトと対象のオブジェクトに、メール型のカスタム項目を作成します。
次に、ワークフロールールのルール条件を設定し、ルール適用時のアクションから、”項目自動更新”を選択します。
そして、”更新する項目”に対象オブジェクトのメール型カスタム項目を指定し、入力する値には商談所有者のメール型カスタム項目をしていします。
最後に、”メールアラートの編集”で、商談所有者と”メールの項目”からメール型カスタム項目の2つを選択し、ルールを有効化させれば設定は完了です。
あとは、商談のステータスが”Closed Won”で保存されれば、商談のメール型カスタム項目にメールアドレスが自動更新され、メールが送信されます。
ただ、デメリットとしては、今回のような商談以外のオブジェクトでも、ワークフロールールを実行させたい場合には、オブジェクトごとにワークフロールールを作成しなくてはいけない点があります。
※ワークフロールールの処理順として、メールアラートより先に項目自動更新が先に実行されます。
↑ワークフロールールが実行され、商談のメール型カスタム項目に、ユーザのメール型カスタム項目の値が入力されている
↑メール標準項目(画像:左)とメール型カスタム項目(画像:右)に、送信された通知メール
Salesforceユーザのメール型カスタム項目に、ワークフロールールでメールアラートを送信する
○まとめ
・メリット
・ユーザのメール型カスタム項目にも、メールアラートを送信することができるようになる
・デメリット
・対象のオブジェクトごとに、メール型カスタム項目とワークフロールールを作成しなければならない
以上となります。
ありがとうございました。