2020.6.18
長年IM-Workflowを利用していた私としては大変お恥ずかしい話ではあるのですが
分岐開始ノードの補足事項として、以下の要件が提起されていることを失念しておりました。
「分岐開始方法の判定結果で後方にある複数のノードのどれに処理を進めるかを決定します。
判定結果によっては複数の処理ノードに同時に進めることもあります。」
https://www.intra-mart.jp/document/library/iap/public/im_workflow/im_workflow_specification/texts/detail_guide/master_definition/node/detail_guide_8.html
Workflowの分岐条件自体が、if – else構造であるという認識で思考が固まってしまっていたのですね。。
幸い、実業務でWorkflowルートを設計する際は、上記の考え方を採用することが基本線で
業務を遂行できていたのですが、上記要件を活用した利用シーンを考察してみました。
■利用シーン:同期ノードに代替した手法
「複数の処理ノードに同時に進めることもあります」ということは、条件指定方法によっては
全ての分岐先へルートを進めることが可能ということです。
この動き自体は同期ノードや縦配置ノードとほぼ同様の利用方法が実現できることになるのですが
では具体的な利用シーンがあるのかというと、以下の制限事項回避のために利用できそうな
余地がありました。
■同期終了ノードにおける注意事項
たとえば、同期終了ノードの同期内に分岐ノードが存在するルートを利用した案件の場合、分岐内に処理されたノードがなくそのまま終了された状態(例:分岐開始と終了が直接つながっている状態)では、同期が終了されません。
要は、本利用シーンを活用すると、同期処理内のルート構成上で、単一の分岐先ノードを利用できることが可能になるはず。ということです。