2020.8.27
「一覧表示したデータから任意のデータを選択し、選択したデータを用いて業務フローを進める」といった要件の実現に向けて、
ViewCreatorとIM-BISを使って実装したものを何回かに分けて使い方と一緒にご紹介します。
例として今回は、資材の在庫管理一覧を作成し、そこから在庫の使用申請を行うことを想定しましょう。
初回はViewCreator編です。
ViewCreatorは簡単に言うと、「DB上のデータを使用して、簡単に表やグラフを作成するツール」です。
実際、web画面上の操作のみで表やグラフを作成することができます。
今回は、テーブル”inventory_mgr”のデータを参照して一覧表示させてみます。
■クエリ生成
まず、表示するデータを取得するためのクエリを生成します。
管理者でログインし、ViewCreatorのクエリ一覧から新規作成します。
作成画面ではテーブルを検索し、表示したいカラムを選択することができます。
また、複数のテーブルを使ってビューを作成することも可能です。
今回は以下のように設定します。キャプションには、表示するときのカラム名を入力します。
■データ参照設定
続いて、データ参照一覧を編集します。
クエリ一覧に上記で作成したものがあるので、「データ参照作成」の欄から今回は”リスト集計”を選択します。
あとはデータ参照名を入力すれば、こんな感じでリストの完成です!!!(簡単ですね!)
ここまで出来たら、次はリスト項目をリンクにして、そこから任意の画面へ遷移できるようにします。
今回はidをリンクにしてみましょう。
データ参照一覧の編集画面でidのタイプを”プログラム”に設定します。そうするとすぐ隣に歯車マークが出で来るので、
そこから遷移先のパスを指定します。申請画面に直接アクセスする際は以下のURLを設定すれば遷移できます。
/<CONTEXT_PATH>/im_workflow/user/apply/apply_direct/<FLOW_ID>
(<CONTEXT_PATH>,<FLOW_ID>は環境に合わせて変更してください)
これで、表のリンクをクリックすると、申請画面へ遷移できるようになりました!!
次回はIM-BISの設定についてご紹介します!