SFA・CRM

営業成果が伸びない企業に共通する“3つのムダ”──“見えない業務”が損失を生む

 

営業活動に取り組んでいるのに、「成果に繋がらない」「チーム全体の生産性が上がらない」といった声が絶えません。

そんな企業には、ある共通点があります。

それは、業務の“ムダ”が埋もれており、気づかないうちに成果を阻んでいるということです。

とくに営業部門では、「どこに時間がかかっているのか」「なぜリードが活かされないのか」といった、

“見えない業務”が成果を鈍化させている原因になっているケースが多く見られます。

本記事では、営業成果を阻む「3つのムダ」に焦点を当て、それぞれのムダがどこから生まれ、どんな損失を生むのかを明らかにしていきます。

 

成果を阻んでいる共通する“3つのムダ”

ムダ① 情報の“たらい回し”

誰が、いつ、何をすべきかが不明確な状態

マーケティング部門から営業部門へリードが引き渡される際、役割やフローが曖昧なままだと、「誰が対応しているのか分からない」「フォローしたかどうか不明」といった、確認作業が常態化します。その結果、せっかく獲得したリードも、適切にフォローされず成果につながりません。

 

【見えない損失】

・対応漏れ・フォロー遅延によるリード温度の低下

・営業同士のバッティングによる信頼低下

・接点履歴の断絶による情報の再取得・二度手間

 

実際の課題例:

製造業B社では、展示会で獲得した800件の名刺のうち、営業部門に引き渡されたのは約3割のみ。残りの70%以上は「担当者不明」「管理が煩雑」といった理由で、数か月後には活用不能に陥っていました。

 

改善のヒント💡:

このようなムダを防ぐには、SFA(営業支援システム)の活用が効果的です。

SFAを導入することで、以下のような改善が可能になります。

  • リード情報・接点履歴を一元管理し、誰がいつ対応したかを即時に把握できる

  • 対応ステータスを可視化し、フォロー漏れや重複対応を防止できる

  • マーケティングから営業までのプロセスが途切れず、活用できるリードが増える

SFAは単なる「管理ツール」ではなく、営業フロー全体のボトルネックを明らかにし、再現性のある成果創出を支える仕組みとなります。

 

 

 

 

ムダ② 属人的な対応に頼りきり

「経験と勘」だけに依存した営業活動

「この顧客はベテラン営業Aが得意そうだから任せる」「空いてる人がとりあえず対応」──といった判断基準に依存すると、次のような問題が発生します。

 

【見えない損失】

・優先順位が不明確でフォローの遅れが生じる

・顧客に対する対応の品質がまちまち

・接点履歴が担当者の頭の中にしかなく、組織で活かされない

 

実際の課題例:

情報通信業C社では、営業ごとのスキル差が大きく、ナーチャリング(育成)が必要なリードを「すぐに案件化しなさそうだから」と放置。結果、将来有望な見込み顧客の多くを失っていました。

 

改善のヒント💡:

属人化を防ぎ、効率的かつ継続的にリードを活かすには、インサイドセールスの導入が効果的です。“すぐに案件化しないが見込みのあるリード”との接点を保ち、タイミングを見て営業に引き渡すことで、全体の成果を底上げできます。

 

 

ムダ③ 感覚ベースで“判断と管理”が行われる

可視化されない営業活動は改善できない

「この案件は決まりそう」「手応えあり」──営業現場の“経験則”は重要ですが、それが数値やプロセスとして管理されていない場合、以下のような問題が起きます。

 

【見えない損失】

・見込み案件がどこで止まっているか分からない

・失注理由や顧客反応が蓄積・共有されない

・成果に至るプロセスが曖昧で、再現性がない

 

課題例:

人材業界D社では、月に数十件の商談が発生していたにもかかわらず、失注理由が不明瞭。フェーズ管理がされておらず、「なぜうまくいかないのか」が見えないまま、改善の糸口がつかめませんでした。

 

改善のヒント💡:

営業プロセスをフェーズごとに区切り、KPIと滞留状況を“見える化”することが鍵です。「どこに課題が集中しているのか」「どの対応が有効だったか」が分かれば、再現可能な営業モデルが構築できます。

 

 

まとめ

SFAとインサイドセールスで、“見えないムダ”を排除し、“動ける営業”へ

営業成果を上げるには、「営業力」そのものよりも、「営業活動を仕組みとして整える」視点が求められます。

SFAで営業プロセスを可視化・標準化し、インサイドセールスで分業・継続フォローの体制を構築することで、営業活動のムダを削減し、チーム全体の成果を底上げできます。

その結果、次のようなメリットが得られます。

 

メリット

・対応漏れ・遅延の防止

・属人化を防ぎ、育成型の営業が実現

・成果につながるプロセスの可視化と再現性の向上

 

 

アースリンクでは、業種を問わずこうした「仕組み作り」の支援を行っています。

製造業、商社、ITサービスなど、インサイドセールスが“向かない”と思われがちな業界でも成果が出ています。

 

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提供企業:株式会社アースリンク https://www.earthlink.co.jp/

 

 

 

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